読書狂時代

本について、読書について

デラックスじゃない  マツコ・デラックス

昨日に続いて、マツコ・デラックスの本の紹介

 

 

デラックスじゃない

 

 

世迷い言では

芸能人を斬った作品なら

 

こっちは、マツコ自身の私生活

己の体型

オカマであるがゆえの恋愛観

自身の子供時代

芸能人になるまでの過程

芸能界及び今後のテレビ界についてなど

 

マツコ自身のことについて書かれている

 

自虐エッセーとも言える作品だ

 

所々、芸能人についても書かれており

世迷い言の流れも入っている

 

話し言葉で書かれているので

読むのに何の苦労もしない

 

メッチャ、読みやすい

普段本を読まない人は、こういった本から

読むのがいいと思う

 

内容もおもしろいし

 

ただ・・

何か残るかと言われると

何も残らない(笑)

 

いや~おもしろかった

 

ハイ、おしまい

 

そういった内容の本なのだである

 

まさにテレビを見ているような感じだ

 

見ているときは

バカ笑いし

見終わった瞬間

もう忘れている

 

消費系エンタメとしては、正しい

内容になっている

(マツコがそれを狙ったかどうか、わからないが)

 

 

こういった消費系の本は、意外に貴重だ

 

本というのは、どこかで敷居の高い

読むのが面倒なものだと思われている

 

そんな本ばかりではなく

頭の中をカラッポにして

 

単純に楽しめる

 

前後の文脈や内容を一切気にしないで

ただ、文字を追っているだけで

おもしろい

 

そんな本があったっていい

 

むしろ、現代においては

こういった本こそが求められている

 

マツコ・デラックスの本は

テレビという消費エンタメの世界をきちんと

出版という世界で体現しているのだ

 

 

 

この本を一言でいうなら

 

 

デラックス思考

 

 

 

 

こんな人にオススメ

 

 

ただただ、おもしろい本が読みたい人

 

 

少し人生をこじらせた人