読書狂時代

本について、読書について

ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!

いくつか人生に影響を受けたラジオ番組がある

 

そのうち、もっとも大きな影響を受けたラジオ番組

それが

 

ドリアン助川の正義のラジオ!

ジャンベルジャン!

 

90年代半ばから始まったこのラジオ

 

当時、私は思春期ド真ん中

そして、世の中が荒れていた

 

神戸の地震

オウム事件

日本の不況

 

これらが合間って、世の中は変な空気になっていた

 

中高生にそれらの

しわ寄せがきていたのだろう

 

いまも十代は、十代で問題があるし

荒れてる所は、荒れていると思う

 

ただ、90年代ならではの問題ってのは

間違いなく存在し

いまとは、違った荒れかたをしていた

 

そんな荒れた10代の悩みを番組内で

ドリアン助川は一身に受けていた

 

私は、毎週この番組を聞いていた

 

かなり深刻な悩みもあり

聞いていて、耳をふさぎたくなるような

内容も少なくなかった

 

あきらかに犯罪に巻き込まれたような内容の相談もあり

十代でそんな経験したら、この先

どうやって人生を送っていくのだろう・・

そんな相談も時々あった

 

この番組を長く聞いていたリスナーには

有名な白血病の少女

 

たまにこの少女が番組に出演し

元気であることという報告を受けるのは

少しだけ、生きていることの大切さを

教わった気がする

 

ちなみに記憶によれば

この少女は、亡くなった・・

その内容も番組内で放送された(ハズ)

 

高校に入ったあと

同級生がこの番組に出演したことがあり

テレフォンカードが送られてくる予定になっていたのだが

いまだに届いていないようだニッポン放送さん

御願いしますね

 

ちなみ、同級生の悩みは

かなりどうしょうもない内容だったので

ある意味・・私はホっとした

 

 

ドリアン助川は、十代の人間から

悩みを聞く教祖のような存在になり

 

当時の十代の間では有名人な存在になった

 

 

彼は、叫ぶ詩人の会というバンドをやっていた

番組内でもその音楽が流れるのだが

叫ぶ詩人の会は、売れることなく

消えていってしまった・・

 

十代のリスナーは、ある意味正直なのだ(笑)

 

 

数年続いたこの番組

2000年に終わった

 

次に始まったのは、福山雅治のラジオ

私は、このラジオに少し期待したことがあった

 

それは、福山がドリアンの代わりに

若者の相談に乗るということ

 

だが・・残念ながら

福山雅治の番組は、若者の相談に乗るような番組ではなく

私の期待を裏切られた・・

 

ドリアン助川は、この番組を終えたあと

すっかり疲れ切ってしまい

少しの間、表舞台から姿を消す

 

その後、本を出版したりと

多方面に活躍する

 

 

ちなみに・・

ドリアン助川は現在・・

 

 

ニッポン放送の人生相談の番組で

パーソナリティーを務めている

彼は、人の相談を受ける

そんなカルマを背負った人物なのだ

 

90年代の荒れた時代

それをふり返ると、こういった番組が

出現するのは、ある意味必然だと思う

 

もし、このラジオ番組がなかったら・・

そう考えるとものすごく変な感じになる

 

この番組のおかげで、不安や心配を解消した人もいるだろう

死のうとしていた人も思いとどまった人もいるだろう

 

パーソナリティーを務めていた

ドリアン助川は、この番組をやっていたとき

とてつもない、精神的圧力を感じていたと語っている

 

それだけの価値があると

私が言うのは、変な話ではあるが

そう思う

 

終ってから、かなりの年月がたつが

私はこの番組について、死ぬまで忘れることはないだろう

 

 

 

そして、ドリアン助川及び番組関係者に言いたい

 

 

 

 

ありがとう!!!!!!!!