読書狂時代

本について、読書について

亡国のイージス  福井 晴敏

大作だ・・

 

大作を読まさせてもらった

 

今までは、軽めの本を多く紹介していたが

 

今回は、上下巻で1000ページ越えの作品

 

 

亡国のイージス

 

 

この作品は

 

大藪春彦賞

 

日本推理作家協会賞

 

日本冒険小説協会大賞

 

3つの賞を受賞した

 

スーパーな作品なのだ

 

直木賞にもノミネートされた

 

映画化もされた(見てないけど)

 

とにかく濃厚な内容

 

文体も濃い

どっしりしている

 

 

この作品には、色々な要素が

ガッツと入っている

 

海上自衛隊の様子

政府のトップの様子

緊迫した格闘シーン

 

ミステリー要素のおもしろさ

スパイ小説の要素

 

人間関係の妙

外交問題

 

ページ数が多いのもうなずける

 

しかも、こんだけ色々と詰め込んでありながら

読んでいて

混乱が起きない

 

ここが、この作家の上手いところ

 

やりすぎとも言える

詰め込み具合だが

読んでいて、頭の中で混乱が起きない

 

この小説のおもしろさは

もしかしたら、色々入っているにも

関わらず

混乱せずに読めるところなのかもしれない

 

 

 

この本を一言でいうなら

 

 

食べきれないくらいの幕の内弁当小説

 

 

 

 

こんな人にオススメ

 

 

濃厚なアクション小説を読みたい人