読書狂時代

本について、読書について

反骨心  清原 和博

いまでは、罪人の汚名を着せられ

過去の活躍は、ないものにされてしまったかのような

扱いを受けている

 

清原 和博

 

私の年代の人は、清原といえば

大スター

 

いまで言うと・・誰だろうな

大谷?

でも、大谷よりスゴイ感じはした

 

清原が覚せい剤で捕まったとき

どれだけの人がショックを受けたことか・・

 

私は、悲しかった・・

子供のころのスターが落ちぶれる姿を見て

 

 

そんな清原の本

 

 

反骨心

 

 

2009年の作品

 

 

 

内容は、己の野球人生について

高校に入り桑田との出会い

甲子園での活躍

巨人への恋にも近い想い

そこから西武へ入団

巨人へFA

 

彼の野球人について、振り返りながら

当時は、実は・・

こんなに苦しんでいた

 

甲子園に出場した1年の夏

4番を任されていたが、実は納得のいく結果は残せず

一方で、桑田はピッチャーでありながら

バッテンングでも活躍

 

それを見て、猛練習に励む

 

巨人へ行けると思っていたが

結果、ライバルの桑田が巨人に行くことに

 

そこから湧き上がる気持ちを胸に

西武へ入団

 

2年目には、日本シリーズ

巨人を倒し、日本一の栄冠を手に入れる

優勝直前、清原は泣いた

だが、その涙は自分でも

なぜ泣いたのか

巨人を倒せる喜びか

あるいは、桑田を見返せたことなのか

 

本人も理解できないまま泣いていた

 

巨人に行ったあとの

プッレッシャーの日々

 

西武時代とは、ケタ違いの報道の凄さ

 

野球という枠を超え

社会現象のような扱いをうけ

 

そのプレッシャーのために

心をこわばらしていく

 

番長と呼ばれるようになったのも

その態度ゆえだったが

その態度を取ってしまったのも

自分の心の弱さから来ていた

 

清原という大スターゆえの苦悩が

ありありと書かれている

 

いまとはなっては、なんだか虚しい感じもするが

逆にこれを読むことで

覚せい剤という犯罪に手を染めなければいけなかった

清原が浮かび上がってくる

 

現役時代にすでに薬物に手を出したという説もあるが・・

それだけは、あってほしくない

 

スーパースターだからこそ感じる苦しみ

プロ野球選手という職業だからこそ叩かれてしまうこと

 

私たちのような

一般人には、わからない苦悩が

この一冊に凝縮されている

 

 

清原よ!!

 

薬物から復帰しろよ!!

 

 

 

この本を一言でいうならば

 

 

まだまだ・・まだまだ・・これからや!!

 

 

 

 

 

こんな人にオススメ

 

 

 

清原が自分にとって

スーパースターだった人

 

 

 

 

清原の心の内側を知りたい人