読書狂時代

本について、読書について

イスラム飲酒紀行  高野秀行

高野秀行氏の本が読みたい!!

彼の書く本は、内容もおもしろいだけでなく

文そのものがおもしろい

 

クセになるんだよ

たまに読みたくなるんだよ

 

そこで彼の本を手にとった

 

それが今回紹介したい本

 

イスラム飲酒紀行

 

 

高野氏の本を読んでいると思うこと

それは、タイトルで損してる

 

彼の本は、タイトルがイマイチ

手に取ってみたいなというタイトルをつけていない

なぜ、もっとわかりやすい

おもしろそうなタイトルをつけないのか

 

彼が長年売れっ子作家になれなかったのは

本の内容ではなく

本のタイトルに問題があると思う

最近は、クレイジージャニーに出演し

すっかり有名になったが

その前までは、私のような旅エッセー好きの人以外

知られてなかった

 

そんな彼の本の中では、興味をひくタイトルになっている

イスラムで酒飲むんだ・・とわかるタイトルだ

 

イスラム国に行くことが多い仕事だ

酒のみである高野氏は、一日でも飲む日がないと発狂しそうになる

イスラム国に行ってもなんとかして飲みたい

そういった強い願いと欲望を綴った一冊になっている

 

私は、酒飲みだ。休肝日はまだない

 

夏目漱石の作品のパクりから始まる

この時点でおもしろいじゃないか(笑)

 

一緒に連れ添った人たちと亀裂を生じさせながらも

なんとか、酒を手に入れ

欲望を満たしていく様子が怖い

 

イスラム教を崇拝している国でも

酒は飲めるは、飲めるもんなんだな

 

イスラム教というのは、建前と本音を使い分ける部分があるということを

この一冊でわかる

 

結局、みんな飲んでるんだよ(笑)

 

ただ、手に入れる方法にコツが必要

そのコツを教えてくれている一冊と言える

 

私個人としては、この本は今までの高野氏の本に比べて

少しおもしろさに欠けるなと思った

もっと暴走している様子をおもしろ、おかしく書くことは

できただろう

もしかしたら、この本を書いている時

飲酒しながら書いていたのではないかと思ってしまう

おもしろいというよりも、酒に対する執念がもの凄いため

周りに迷惑をかけることもあり

読んでいて、不快に感じることがある

 

酒飲みの人でイスラム国に行ったことのある人なら

この気持ちはわかるのかもしれないが

私は、そこまで酒を飲まないので

なぜそこまで酒を飲みたいのか・・理解に苦しむ

 

 

 

 

この本を一言でいうならば

 

 

 

イスラム国でも酒は飲めるぜ

 

 

 

 

 

 

こんな人にオススメ

 

 

 

イスラム国に行く予定のある酒飲み