読書狂時代

本について、読書について

東京伝説 冥れる街の怖い話  平山夢明

平山夢明の本で、最初の読んだのは

東京伝説の1冊目

1冊目は、角川から出版されているが

それ以降の作品は、竹書房から出ている

 

東京伝説を最初読んだとき

結構衝撃的だった

 

出版されたのは、1999年

内容は、怪談というよりは都市伝説

東京伝説というタイトルから、そっち系かな

という推測はつく

 

ハローバイバイの関が

都市伝説のストーリーテラーとして

世に出るのは、2006年

 

それを考えると

都市伝説というものにかなり

前から注目し、出版していた平山氏は

なかなか見所のある人物なのかもしれない・・

 

 

今回紹介する本

 

東京伝説 冥れる街の怖い話

 

これは、東京伝説シリーズの9冊目にあたる

 

 

内容は、グロよりの怖い話がメイン

 

怪談とは違うので、幽霊などは出てこない

 

東京という都会だから、いそうな

そして、実際にいた変な人たちについての内容

 

いきなり叫んで、自分の家に入りこんだと思ったら・・

自分の部屋で自殺されるとか・・

 

風俗で働いている女性の性病の話とか・・

 

人間同士の怖い話が中心になっている

 

だからこそ怖いんだよ

 

私は、幽霊などは見たことがない

心霊スポットにも行ったことがあるが

何もないんだよ

 

見たことある!!と言う人もいるが

見えない人からすると・・

 

怖くもなんともない・・

 

でも、この東京伝説に収録されている作品は

一歩間違えば、自分もまきこまれる可能性がある

 

幽霊やお化けといった

存在が怪しいものとは違い

 

実際にいつも接触する人間についてだから

怖いのだ

 

 

ただ・・この人の作品も

何冊も読んでいると、パターンがあるというのか

 

先が読めてしまう作品もある

 

9冊も似たような作品を作っていると

どうしても、限界にいきつくのだろう

 

そういった意味では、1冊目の衝撃を

また味わいたくて、2冊目を手にすると

 

その衝撃度合が落ちてしまっている

 

それは、仕方のなことなのかもしれないが

どこかで、また最初に読んだ

衝撃を追いかけてしまう・・

読者がいる

 

それゆえ、シリーズ化されているのだろう

 

 

 

 

この本は、こんな人にオススメ

 

 

 幽霊やおばけの怖い系に飽きた人

 

 

 

 

 

この本を一言でいうならば

 

 

 

怖いのは・・いつだって人間