読書狂時代

本について、読書について

回転木馬のデッドヒート 村上春樹

 

一時期、村上春樹の作品を

読みまくっていた

 

おもしろいから・・というわけではなく

村上春樹のおもしろさがわからないから

というのが正確なところ

 

初期の作品は、だいたい読んだ

 

去年、デビュー作の風の歌を聞けを

読み直し・・

こんな感じだったのかと

改めて、彼の小説の不思議さに触れた

 

今回紹介する

回転木馬のデッドヒート

 

この作品は、一時

読むまくっていた時期に一度読んでいるのだが

読んだ記憶が・・ない!

 

短編の作品が収録されている

いくつかの話は、記憶にあったが

半分以上は、忘れていた・・

 

記憶にある作品もあるので

読んだのは、間違いないが・・

普通本というのは、タイトルを見ただけで

その本を読んだかどうか

判断がつくものだが・・

 

この作品に関しては、読んだことを

忘れていた

 

読者ノートをみて

読んでたのか・・ということになった

 

本の内容は、オチがない話もあり

おもしろいとか

つまらないとか

そういった判断に苦しむ話

ばかりだ

 

なかには、不思議でオカルト的な

ストーリーのものも含まれており

 

村上春樹は、なにもって

この作品を発表したのか・・

 

本を出さないといけない契約が

あったため、仕方なく契約履行のため

出版した本なのでは?と

勘ぐってしまう

 

不可思議でとらえどころのない

変な話ばかりが収録されているのが

この小説である

 

この本を一言でいうならば・・

 

変なもの、オチがなくても

小説になる