読書狂時代

本について、読書について

なぜ一流ほど歴史を学ぶのか  童門 冬二

中学生のとき、歴史に興味があった

 

正確には、戦国時代

信長、秀吉、家康

このあたりは、当然として

信玄、謙信の本も読んだ

 

小学生のとき、信長の野望という

テレビゲームの影響で歴史好きになった

 

テレビゲームも一概に毒であるとは言えない

 

ただ、いつのころか・・

歴史関連の本は読まなくなった

 

最近は、ほとんど目を通さない

 

童門氏の本も読んだこともあるが

最近読んだ氏の本は歴史の本ではなく落語についての本

 

久々に歴史関連の本を読んだ

 

それが・・

 

 

なぜ一流ほど歴史を学ぶのか

 

 

歴史は、学校で習うので

ある程度の知識は持っている

 

ただ、学校で習う歴史は

あくまで史実を暗記させられるだけであり

 

実社会でそれを応用する方法は

教えない

 

 

歴史にあった事実を

どのように自分の日常で使うことができるか

 

歴史というものと私たちの実社会とを

橋渡ししてくれる一冊がこの本である

 

 

 

歴史の出来事を取り上げ

 

そのとき、この人物はきっとこんな風に

考えて行動したのだろう

 

想像力と歴史という事実をくっつけて

現代を生きる私たちがどのように歴史を使えばいいのか

わかりやすく教えてくれている

 

 

武田信玄は、武将としては優秀だった

 

ただ二代目を育成するということに失敗した

 

その失敗からどう二代目を

育成すればよいのか

黒田官兵衛の例を出して説明している

 

 

秀吉が上司である信長に信頼されていただけではなく

 

部下からも慕われていた

いまで言うwin winの方法で

秀吉は、うまく部下を使いこなしていた

その方法は?

 

 

家康が部下に仕事を任せるとき

ある方法でバランスよく

部下に仕事を任せていた

それこそが、徳川幕府の礎になっていた

 

 

蒲生氏郷という武将は

今でいう左遷のような目にあった

彼が左遷先で見事成功するのだが

そのやり方は?

 

 

最後に著者の人生体験を

歴史にあった史実となぞらえて

歴史を学んだからこそ

乗り越えた体験が綴られている

 

他にも多数、歴史を例に出し

どういった教訓があるのか

書かれている

 

歴史の事実を知っている人は多い

 

ただ、「歴史から学ぶ」

これができる人は少ない

 

 

歴史はただ起こった事実を知っているだけでは

使えないのだ

 

それをどう使えばいいのか

それを教えてくれる一冊である

 

 

 

 

この本を一言いうならば

 

 

 

歴史から学ぶ方法を教えてくれる

 

 

 

 

 

こんな人にオススメ

 

 

歴史から何かを学びたい人

 

 

 

歴史というものを軽んじてる人