読書狂時代

本について、読書について

雑誌の未来

みなさん・・雑誌買ってますか?

ここ数年、廃刊する雑誌が増えてきている

昔も廃刊する雑誌はあったと思う

ここ数年の廃刊する量は、多くないか?

出版関係の人にどうなのか聞いてみたいところだ

 

初めて・・買った雑誌はなんだったのか

いまとなっては記憶にない

漫画雑誌になってしまうだろう

一時期、音楽雑誌を毎号買っていた時期がある

当時は、まだCDも売れていて

いまよりも音楽というものにも力があった時代

洋楽ばっか聞いてたから、情報を仕入れるのには

雑誌とラジオしかなかった

ネットのない時代を生きてきたから、こそ得られたものも

確かにあるんだな・・と最近になって思う

 

いまは、年に数冊程度は買うが

定期購入している雑誌はない

最近買った雑誌は、カフェ特集なんてのをやっていたので

気になって買ってしまった

このブログは、本を紹介するブログである

一応読書家であると自称しているが・・そんな私も

文芸誌なんてのは、一度も買ったことがなく

本屋や図書館でしかその存在を確認できていない・・

いつかは・・買ってみたいものだ

この前は、官能小説専門の文芸誌を発見した

こんなのあるんだ・・とおもしろ半分で覗いていたら

隣に女性が来たので、速攻で本棚に戻した・・

 

ネットがここまで広がる以前

雑誌には力があったような気がする

なぜ、気がすると書いたかというと

その力のあった時代をあまり知らないからである

 

週刊少年ジャンプが653万部の売り上げた時代がある

いまでもジャンプが一番売れている雑誌だろう

現在は200万部を割った

 

日本で一番売れている雑誌がコミック雑誌であるのは

少しばかり・・情けない気もするが

活字よりも手に取りやすく、ウケる幅が広いという意味では

仕方のないことなのかもしれない・・

 

ファッション雑誌の影響力は、あった

当時流行ったファッションは、雑誌発信だったのは

間違いない

いま、ファッション雑誌も売り上げが

落ちているようだ

買ったことのあるファッション雑誌が廃刊になったのを知った

とくに10代向けのファッション雑誌は

売れていないようだ

少子化で全体の数の少なさもあるが

ネットで必要な情報をタダで集めるクセがあるため

雑誌にお金を使うことがないためだろう

 

いまの若い人は、すでにネットがあって当たりまえの中で育った

そのためお金を払って何かを得ようという気がないのだろう

そういった人達が大人になったころ

雑誌というのは、いまよりも厳しくなるだろう

 

そのためか、ファッション雑誌なんかは

中年をターゲットにし雑誌が増えてきている

あれには、少し驚いた

30代はもちろん、40代、50代、60代

こいった層を狙ったファッション雑誌が増えた

私が十代のころ、こういった大人向けファッション雑誌は

あまり目にすることはなかった気がする・・

雑誌を買わない若い人より

雑誌文化が根付いている、大人たちに買っていただきたいために

そのような動き広まったのだろう

 

雑誌は、文化を作り、文化を発信する力があった(あるというべきか?)

雑誌の影響で始めたことや行った場所

人生において、輝きというものをもたらしてくれた

 

雑誌を見ると、そのデキのよさに

ひきこまれる

 

ネットでは、作れないものが雑誌の中には間違いなくある

ネットはタダだが、そのぶんチープだ

 

雑誌の推進力は、間違いなく落ちた

だが、それはクォリティーが落ちたとは

イコールではない

 

月に一冊日本国民全員が何かしらの雑誌を買えば

出版界及び書店は、万々歳だろう

 

4月新しい生活に潤いをもたらす意味でも

何か雑誌を買ってみてはいかがだろう

 

雑誌には、時代が詰まっている

いまという時代を読むのにピッタリな道具だ