読書狂時代

本について、読書について

ビルドアンドスクラップ    羽田圭介

 

 

今年の9月で終わってしまった

 

大好きだったラジオ番組

 

Action  

 

この番組は、日替わりパーソナリティーが勤め

木曜日に関しては、羽田圭介

担当していた

 

木曜日の羽田の日は、大好きで

かかさず聴いていた

 

その影響で、彼の書いた本が

気になって、気になって

 

つい買ってしまった

 

 

 

今回紹介する本は

 

彼が、芥川賞を獲得した作品

 

 

 

ビルドアンドスクラップ

 

 

 

5年間つとめた会社をやめ

 

無職の主人公

 

祖父の介護をしながら

次の人生を模索するという作品

 

 

介護のリアルな面

 

現実のリアルな面

 

それに対峙するように描かれている

筋肉トレーニングの描写

 

 

 

祖父の口癖

「死にたい・・」

 

 

その言葉を実させるために

模索するシーン

 

介護疲れした人なら

どこかで考えたことがあるのではないか?

 

介護の大変さを表現し

被介護老人という存在の邪魔さ加減

 

それとは、対比される

28歳の主人公の筋トレ描写

 

 

この二つが

 

ビルドアンドスクラップなのでは?と思った

 

スクラップの老人

ビルドされる主人の筋肉

 

 

無職ゆえに面接を

受けるシーンが多々登場するが

 

 

これも日本が抱えている

スクラップにしなければならない

習慣なのではないか?

 

 

 

中途入社する難しさ

 

 

 

 

彼女との関係も所々

出てくるが、これも徐々に

壊れていく

 

 

いずれ、スクラップアンドビルド

 

されるであろう関係であるかのよう

思われる

 

 

 

 

どれもタイトルの

スルラップアンドビルドに

かかっているように思えて仕方がない

 

 

 

久々に芥川賞受賞作品を読んだ

 

 

 

 

純文学は、非常に

評価するのが難しい

 

 

 

 

 

この作品に関して言えば

中途ハンパな感じで物語が終わっている

 

 

 

この先に何が待っているのか

 

そこが知りたいんだけど・・と思った

 

 

 

 

 

 

この作品を一言でいうならば・・

 

 

 

 

 

日本には、どれだけ

ビルドアンドスクラップすべきものがあるか!!