読書狂時代

本について、読書について

海辺のカフカ 村上春樹

 

村上 春樹の海辺のカフカを読んだ

 

今回の主人公は、中学生

まだ少年

 

その少年が家出をするところからスタートする

 

この少年は、自分を「田中カフカ」と名乗り

家出した先

四国で、人々との交流を深めていく

 

一方、もう一人の主人公

ナカタさん

 

彼は、太平洋戦争中になぞの現象により

知能が著しく劣り

ホジョを受けて生活している

 

いっけん、関係のない2人のストーリーが

進んでいき

どこかでつながる・・

 

正確につながると言っていいのか・・

関連があると言うべきか

 

読んでいて、主人公が少年である

もう一人は、老人であると

いうことで、普段の村上春樹感は

ないなと思っていた

 

でも、最後まで読み切る

相変わらずの村上春樹感を

読み取ることができる

 

どこかで、無機質でゆるやかな・・

 

強い体臭のしない作品

 

それが村上春樹に対する

作品の感想ではあるが、この作品も

体臭はしないね

 

しないのが、村上春樹の臭いなのかもしれない

 

その臭いのしない作品だからこそ

脳内にうっすらと残り

静かに沈殿していく

 

 

この作品を一言でいうならば・・

 

カフカの大冒険!!