読書狂時代

本について、読書について

八墓村  横溝正史

去年から横溝正史を何冊か読んだ

今まで読んだ作品は、以下の通り

 

本陣殺人事件

門島

犬神家

 

そして、今回紹介する

 

八墓村

 

映像作品も多く作られており

本を読んだことない人でも映画、ドラマなどは

一度くらいは見たことがあるかもしれない

 

何度も映像された作品だけに

期待を込めて読まさせてもらった

 

 

八墓村

そこは、過去に恐ろしい出来事が起こり

村人は、その出来事にいまでも心を痛めていた

 

主人公とされる男性は、突然自分の出生の事実を知り

八墓村に帰ことになるのだが

そこで、自分の身内が次々と死んでいくという

体験をしていく

 

果たして、犯人はだれなのか

そして、その動機は

 

最後まで読みたくなる

傑作であるのは、間違いない

 

 

もの凄く簡単にまとめてみたが

 

横溝作品というのは、まず設定のおもしろさがある

 

この八墓村も

八墓村と命名された由来

その由来及び事件が作品にしっかりとからんでくる

 

血縁主義

 

横溝の作品は、古い日本の血縁主義や

昔から日本にはびこる古い思想

そういったのが事件へと発展させていく

 

このうまさ

それも横溝作品の魅力である

 

使えない金田一耕助

 

私は、金田一作品を読むまで

映像のイメージが強かった

主人公とさえ思っていた

 

だが、実際に作品を読むと

そんなことはなく

 

どちらかというと、たまにチョコっと顔出す

いい加減な存在

 

最後にそれっぽく活躍するが・・

 

あんた・・いったい今までなにしてたの?

 

金田一だって、場合によっては

疑われてもおかしくはない

 

なんかフラフラしており

 

映像作品とイメージが違う

 

金田一を主人公だと思って読むと・・

少し拍子抜けする

 

八墓村という作品は、さすがに

名前が知られているだけあり

楽しく読ましてもらった

 

書かれてから、大分時代がたつが

いまでもおもしろさは

十分味わえる

 

今まで読んだ、横溝作品の中では

一押しなのは間違いない

 

 

 

この本を一言でいうと

 

 

横溝作品の傑作

 

 

怖いミステリー

 

 

 

こんな人にオススメ

 

 

横溝作品が気になっている人